日焼け(赤い・黒い・
ヒリヒリ)・日焼け止め

日焼けで赤くなる・
黒くなる・ヒリヒリする方へ

日焼けで赤くなる・黒くなる・ヒリヒリする方へ日焼けは紫外線による皮膚の炎症反応で、医学的には日光皮膚炎と呼ばれる一種のやけどです。紫外線を浴びてから数時間後に皮膚が赤くなり、ヒリヒリとした痛みを伴う状態をサンバーンと言い、その後皮膚が黒くなる現象をサンタンと言います。

肌が赤い・痛みがある

紫外線を浴びて2~6時間後に皮膚が赤くなり始め、6~24時間でピークに達します。この赤みは皮膚の血管が拡張して起こる炎症反応で、触ると熱を帯び、ヒリヒリとした痛みを伴います。重度の場合は腫れを伴うこともあります。

水ぶくれ

強い紫外線を長時間浴びた場合、皮膚に水ぶくれができることがあります。これは2度のやけどに相当する状態で、適切な処置が必要です。水ぶくれは細菌感染のリスクがあるため、破らないよう注意が必要です。

皮むけ・乾燥

日焼け後3~8日頃から皮膚の表面が剥がれ始めます。これは損傷を受けた皮膚細胞が新しい細胞と入れ替わる過程で起こります。皮膚の皮むけと同時に乾燥も進むため、保湿ケアが重要です。

肌が黒い

赤みが引いた後、3~8日頃から皮膚が黒くなり始めます。これはメラニン色素が増加することで起こる現象で、紫外線から皮膚を守るための防御反応です。この色素沈着は数週間から数ヶ月続くことがあります。

日焼け後に
やってはいけないこと

日焼けした肌は炎症を起こしている状態のため、さらなるダメージを与えないよう注意が必要です。

刺激物を含んだコスメなどの使用

アルコールや香料、防腐剤などの刺激成分が含まれた化粧品は、炎症を悪化させる可能性があります。日焼け後は低刺激性の製品を選び、肌への負担をできるだけ抑えましょう。

熱いお風呂やシャワー、
サウナ

高温のお湯やサウナは血管を拡張させ、炎症反応を強める原因となります。入浴はぬるめの温度で短時間にとどめ、サウナは症状が落ち着くまで控えましょう。

皮膚を強く擦る

タオルでゴシゴシと擦ったり、体を洗う際に強くこすったりすることは避けてください。また、剥がれかけた皮を無理に取ることも厳禁です。自然に剥がれ落ちるのを待ち、優しく押さえるように水分を拭き取りましょう。

刺激の強い外用薬

自己判断で強いステロイド剤や刺激性のある薬剤を使用することは避けてください。症状に応じた適切な治療薬の選択が必要なため、医師の診断を受けることをおすすめします。

飲酒、喫煙、カフェインの過度な摂取

アルコールは血流を増加させて炎症を悪化させ、脱水症状を引き起こします。喫煙は血行を悪くし、皮膚の回復を遅らせます。カフェインも利尿作用により体内の水分を失わせるため、これらは控えめにすることが重要です。

日焼けした後の対処法

日焼けをしてしまったら、早めの適切な対処が大切です。

冷やす

日焼け直後はまず冷やすことが重要です。冷たい水のシャワーを浴びるか、濡れタオルや保冷剤をタオルで包んで患部に当てます。15~20分程度冷やし、皮膚の熱を取り除きましょう。

保湿する

冷却後は保湿剤をたっぷりと塗布します。アロエベラ配合のジェルや、刺激の少ない保湿クリームを使用し、皮膚の乾燥を防ぎます。1日に複数回塗り直すことが大切です。

水分補給

日焼けにより体内の水分が失われやすくなるため、十分な水分補給を心がけます。スポーツドリンクなどで電解質も補給すると効果的です。

栄養補給

ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化作用のある栄養素を積極的に摂取しましょう。これらの栄養素は皮膚の修復を助け、炎症を抑える働きがあります。緑黄色野菜や果物、ナッツ類などから自然に摂取することができます。

刺激を避け安静にする

肌触りのいい服を選び刺激を避けましょう。また日焼けは意外と体力を消耗しているため、睡眠をしっかりとりましょう。

日焼けの治し方
~早く治すには?~

日焼けを早く治すためには、皮膚科での専門的な治療が効果的です。

マッサージピーリング

マッサージピーリング古い角質を優しく取り除き、皮膚のターンオーバーを促進します。炎症が落ち着いた後に行うことで、色素沈着の改善や皮膚の回復を早める効果が期待できます。専用のピーリング剤と専門的な技術が必要なため、医療機関での施術をおすすめします。

美容注射・美白注射

ビタミンCやトラネキサム酸などの美白成分を注射により体内に直接取り入れることで、メラニンの生成を抑制し、色素沈着の改善を促します。抗酸化作用により皮膚の回復も早まり、日焼けによるダメージから肌を守る効果も期待できます。

日焼けを予防するための
皮膚科おすすめの日焼け止め

plusRESTORE
UVローション

plusRESTORE UVローションは、SPF50+、PA++++の高い紫外線防御効果を持ちながら、肌への負担が少ない日焼け止めです。低刺激で敏感肌の方にも使いやすく、白浮きしにくいテクスチャーが特徴です。保湿成分も配合されており、日常使いから屋外活動まで幅広く使用できます。